大人バレエ 素朴なギモン「仙骨立てて」とはどういう意味か?
こんにちは!
ブログにお越しいただきありがとうございます。
恵比寿駅徒歩4分 女性専門 トレーニング&ストレッチサロンitomii
パーソナルトレーナーの伊藤みなみです。
「『仙骨を立てて』とはどのようにするのが正解か、よく意味がわからないんです。」というお悩みをいただきました。
バレエのレッスンの中でも体の動かし方のキューがよくありますが、実際の体の動きとは異なる単語を使う場合もあるため、混乱を招くことも💦
そこで、私が考える「仙骨を立てる」とはどのような意味か、仙骨の動きの性質を元にまとめました。
1、「仙骨を立てて」という言葉になぜ混乱してしまうのか?
この図は骨盤を拡大し、わかりやすく色付けした写真を見てください。
このように腸骨に挟まれた真ん中にあるのが仙骨です。
仙骨はこのように間に挟まれた小さな骨です。骨盤の前・後傾、股関節や背骨の動きに連動して動きます。
コンパスの上にある留め金のような役割をしており、足や腰を動かすための要になる骨ではありますが、大きく派手な動きはできません。その動きも数ミリ単位のわずかなものです。
ですので、バレエの中で出てくる「仙骨を立てる」「下に突き刺すように動かす」「仙骨から足を動かす」というキーワードは動きをイメージさせる言葉であり、実際の仙骨の動きとは異なります。
しかし、イメージ通りに体を動かそうとするため、混乱が起きて、どんな風に体を動かせばいいか、どんな風に体に指示を出せばいいかわからなくなるのだと考えます。
2、バレエにおける「仙骨を立てて」とは「骨盤を立てること」と同義
仙骨本来の動きのことを考えると、仙骨を立てたり、仙骨自体を動かすことは厳しいですよね。
私が普段レッスンを受けていて「仙骨を立てて」というキーワードをよく耳にします。その言葉が出てくるときは、決まって骨盤を安定させて体を動かすことが求められている時です。
ではなぜ「仙骨立てて」というキーワードを使うのか、
それは「骨盤」というキーワードを使うと、かえって反り腰になったり、前傾しすぎたり、後継しすぎたりと、求めている位置に骨盤が安定せず、その人の持つ体の癖が前面に出てしまうからなのではないか?と思います。
正しい骨盤の位置(2つの坐骨が床に平行&垂直)をマスターすることで、「仙骨を立てて」とはイメージ上のことで、実際に動かすわけではない(動かせない)ということがわかるのではないでしょうか。
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