ピラティスだけだとバレエには不十分な理由。
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恵比寿駅徒歩4分 女性専門 トレーニング&ストレッチサロンitomii
パーソナルトレーナーの伊藤みなみです。
ピラティスのクラスがあるバレエスタジオも増えてきたと感じます。
その理由は、バレエの動きは立位で体の上下左右に動かしながら行うからです。動作中に体をコントロールするには、私は最初から立って行うエクササイズが望ましいと考えています。ピラティスメソッドの特徴と効果を見ながら、その理由をまとめたいと思います。
1、ピラティスとは?
ピラティス・メソッド(Pilates Method)は、1920年代に、ドイツ人従軍看護師ジョセフ・ヒューベルトゥス・ピラティス(英語版、ドイツ語版)(ジョセフは英語発音)が開発したエクササイズである。ジョセフは「コントロロジー」と名付けていたが、日本では一般的にピラティスもしくはピラテス、ティラピス、テラピスと呼ばれる。
(Wikipediaより引用)
もともとは看護師であるピラティスさんが傷ついた兵士に何かできないか?と考えたのが始まりです。怪我をした人がベッドで寝たまま出来る体幹トレーニングが元なので、今でもボディメイクだけで無く、リハビリテーションとしても普及しているのはそのためです。
2、ピラティスはマットとマシーンがあります!
ピラティスはマットで行うピラティスとマシーンで行うピラティスがあります。
グループレッスンで行うものはマットピラティス、マンツーマンで行うのがマシーンのピラティスです。
全く別のもののように思われがちですが、同じメソッドです。日本ではマットピラティスをピラティスと考えている人が多いように思います。バレエスタジオで導入されているのもマットピラティスが多いですよね。
3、ピラティスの効果とは?
ピラティスを行うことで、姿勢改善と筋力アップの効果が期待できます。
それは背骨と骨盤の位置が正しい位置に戻るように調整し、体幹を中心とするインナーマッスルを鍛えるからです。
体幹が安定してきてからは、より四肢を自由に使う動きへと難易度を挙げていきます。
4、なぜバレエのコンディショニングとしてピラティスが挙げられるようになったのか?
その1番の理由は体幹が鍛えられるからです!
バレエの基本姿勢は体幹が安定していることが大切です。
お腹を中心とする体幹が、足や手を動かすたびにぐらぐら揺れ動いては、思った通りに体をコントロールして動かすことができません。
ピラティスではこの体幹をとにかく丁寧にしつこくやります。
また、10年以上前から世界で活躍するバレエダンサーがコンディショニングとしてピラティスを取り入れていることも日本で広まった理由だと考えています。
5、体幹が全く無い方にはピラティスがおすすめです!しかしそこからレベルアップしようと考えると・・・?
体幹が全く無い、お腹を使う感覚もわからないという方にはピラティスがおすすめです!
四肢のことはひとまず考えず、体幹のみを意識した体の動かし方を習得できます。
しかし、ある程度お腹の意識もあり、そこから一歩レベルアップしたい。
例えば、もっと足を高く上げるようになりたい、
片足立ちでバランスした時にぐらぐらしないようになりたい、回転の技を安定してできるようになりたい、など
動作のレベルアップを図るのであれば、ピラティスだけでは不十分です。
それは、バレエの動きは立位で体の上下左右に動かしながら行うからです。動作中に体をコントロールするには、私は最初から立って行うエクササイズが望ましいと考えています。
「寝ていた時にはわかっていたお腹の意識が、立った途端わからない。」「マットの上ではわかっていた内ももの意識が、片足立ちになった途端わからない。」そんなことが起きてきます。
マシーンのピラティスでは立位の動作もあるので、マットよりはバレエの動作へ応用できると思いますが、マットピラティスに比べて難易度が一気に上がるので、プロダンサー、玄人向けです。
6、まとめ
マットピラティスは体幹が全く無い、お腹を使う感覚もわからないという方向け。そこからレベルアップするには最初から立って行うエクササイズが適していますが、マシーンのピラティスは難易度が高すぎてプロダンサー向け。
バレエを始めた最初からバレエが上達し、怪我の無い体を作るには?
そう考えた時に、私がピラティスだけでは、バレエに不十分だな、もっと他の立位で出来るエクササイズを組み合わせることが必要だと考えるのはそのためです。
以上、ピラティスだけだとバレエには不十分な理由でした。
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