【第21回】自分が満足する美しさを追求したい話

こんにちは。
恵比寿女性専門トレーニング＆ストレッチサロンitomii
パーソナルトレーナーの伊藤みなみです。

前回のラジオでは自分軸をテーマにモデルのローラさんになぜ私たちが惹かれるのか？憧れるのか？ということをお話ししました。前回の話に通じるところはあるんですけれども、体づくりをする上で、特にボディメイクをする上で一番大事にしているのはその人自身が満足する美しさなのか？ということです。

例えば、ボディメイクをする上で「どんな感じの体が理想ですか？憧れとする方はいらっしゃいますか？」という風に聞くとします。そうすると、モデルさんや女優さんの写真を出してこんな風になりたいんですという話をします。憧れのスタイルがあるっていうことはボディメイクのトレーニングをする上でモチベーションを保つのにとても良いです。目指すものが具体的に視覚化されていることもわかりやすくていいと思います。

でも忘れて欲しくないところが、どんなに頑張ってもその女優さんやモデルさんになれるわけではないんです。憧れが行きすぎてしまって、その姿になれなかったら美しいと思えない！いいと思えないという風になってしまったら、ゴールというかその方が満足するところにたどり着けなくて、トレーニングをすることで逆にその方を苦しめる結果になってしまうこともあるかもしれません。

なので、タイトルの通り、自分が満足する美しさに自分軸があるかどうかということが大事だと考えています。

例えば、去年履けなかったデニムを今年絶対履けるようになりたいからトレーニングを頑張る。ドレスを着ることがあるからそれに似合うような背中にしたい。そういう風にまず自分の中の軸で目標を決めてそれをやっていくっていうのが無理がなくてすごくいいと思います。やっぱり誰々になりたいとか誰かの体のようにっていうのはやっぱり限界があるものです。

他にも、人から見られてどうかというところを気にし始めるとそれもボディメイクをするにおいてよくないなと思っています。

よくあるのはパートナーに痩せろと言われたとか、パートナーが痩せている人が好きだからという理由です。

痩せている人が好きというのも健康的な範囲にとどめられればいいですが、痩せることをしすぎてしまっては健康を害しますし、人から見られてどうかというところを気にしすぎると自分の中の充実感からはかけ離れていきます。

やはり自分が満足する美しさを追求していく探していく、そして自分に対してOKを出していく出していける自分でいるというのが一番いいと思います。

私自身、自分が満足する美しさを今は追求していると思えますが、そうではない時期がありました。

モデルさんみたいになりたい、細くなりたいという願望です。冷静に考えてみると、私は155センチで到底背丈も骨の形もモデルにはなり得ないんです。

それでも、180センチぐらいの人の細い脚になりたいと思ったんですね。正しい知識や自分の軸があればこんなことは考えないと思います。変に憧れて、変に落ち込んだりしていたわけです。

なのでやっぱりその自分が出来ること出来ないことありますし、またそのモデルを目指せない小柄な体が自分の長所であり短所であることをわかっていなかったんですね。

自分の長所であり短所である今の自分を分かった上で、より良くしていくための体づくり。自分が辛くなく、楽に生活していけるかっていうところを体づくりに織り込んでいった方がハッピーに楽にいられると思います。

美に対する基準は人それぞれです。だからこそ自分の中の美しさ、軸を大事にしたら良い結果になっていくと思います。トレーナーとして、美を定義するのではなく、その人それぞれの良さや希望に寄り添っていける人でありたいなとも思い、今回はこのテーマでお話ししました。

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