【第23回】大人バレエのお悩み”トレーニングしても体幹つかないんです”

こんにちは。
恵比寿女性専門トレーニング＆ストレッチサロンitomii
パーソナルトレーナーの伊藤みなみです。

今日のラジオでは「トレーニングしても体幹つかないんです」というお悩みにお答えしていきます。

今までトレーニングエクササイズだったり、ピラティスだったりをしてもなかなかバレエで体幹を使うことができません。体幹が強くならないんです。というこんなお悩みをいただきました。

詳しくお話を伺うと腹筋を自分でやってみたり、あとは一通りトレーニングやピラティスをしたりとか、パーソナルトレーニングに通ったりしてやってきてはいるんだけどなかなか強い体幹が作れない、またその体幹をバレエで生かすことができない。トレーニングしても、なかなか答えが出なくて本当に意味があるのかなという風に悩んでいらっしゃいました。

いろいろ話を聞きながら、体幹を使うためのエクササイズ見させてもらったんですけれども、実際にエクササイズをしてみると、しっかりと正しいフォームでできているんです。そしてお腹も意識できてます。だけどバレエで体幹を使えないのはなぜか？

以前、バレエのトレーニングには3段階ありますよという話をラジオでしました。その内容がまさしく今回のお悩みに当てはまっていました。

バレエで体幹を使えない、生かせない理由。それはお腹だけしか使ってないってことなんです。例えば、お腹をグーって縮めました。お腹凹ませました、そうするとお腹は意識できます。お腹のエクササイズだけやっている時はいいんですが、お腹以外のエクササイズになるとお腹はポンって忘れてしまうんです。

仰向けになってバレエでタンジュの動作のエクササイズをするとします。（股関節外旋させて、片足上げていきます。）バレエの時は常にお腹は使ったまま、体幹がねじれないように意識します。もちろん寝ている時のエクササイズでも一緒。でもこの方の場合はこの動きをやった時にお腹忘れちゃうんです。お腹ありきの動作なのに、肝心のお腹が忘れちゃう。そうすると、お腹使えてないからもっとお腹だけやった方がいいんだ、と同じところをループするような形になってしまいます。

なので、トレーニングしても体幹つかない、お腹が弱いからだということを思っていたら、お腹単体だけでなんとかしようと思うんじゃなくて、他のエクササイズしてる時もお腹をしっかりと使うことを意識してみてください。

そして2つ目の理由です。それはお腹を使ってみよう、体幹を意識して動いてみようとバレエのレッスンの中で意識しなければ、体幹は生かされないし、より強い体幹になっていきません。なので究極を言うと、ただトレーニングでエクササイズをだけをしていてはダメなんです。お腹単体、体幹単体のエクササイズができるようになったら、レッスンでどんどん使ってみる。意識してみることが大事です。

ではどうやって意識するか？例えば、四つん這いでお腹を意識した状態で手足を上げる動きをやってみた。その時に腹筋が伸びたり肋骨が抜けたり、肩が上がったりしないように意識している→この時の状態を覚えておきます。感覚を覚えておきます。その時の感覚を用いて、さっそくのバーレッスンだったり、普通のレッスンの中に落とし込んで使っていきます。そこで少しでも意識できたら、どんどん意識できる時間を長くしていく。できなかったらまたエクササイズに戻ってやってみるということの繰り返しです。

なので、私が行っているトレーニングの中ではもちろんお腹を使ったことがないという方にお腹のエクササイズをお伝えして、一緒にやっていきます。ただ、バレエをやっている方はお腹単体ではちゃんと使える人がお多いんです。なので、お腹を意識できるか？という一段階目ではなく、二段階目。実際にバレエのレッスンの中でどうやって体幹を生かしていくか、どんな動きの時にお腹が抜けやすいかみたいなところをちゃんとレッスンに即してやっていくことが大事です。

なので、大人バレエの方でトレーニングしてもなかなか体感つかないんですというお悩みがある方ははぜひ今日の2つのポイントを思い出してやってみてください。

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