こんにちは。
恵比寿 女性専門 トレーニング&ストレッチサロンitomii
パーソナルトレーナーの伊藤みなみです。
「頭のてっぺんから糸で真上に引っ張られているような感じで」「首を長く」「肩下げて」バレエの先生によく言われる姿勢のイメージです。バーレッスン時、このように姿勢を意識すると、どうしても首や肩に力が入ってしまう・・・こんなお悩みありませんか?
こんな風に首や肩に力が入ってしまうのは背中の筋力不足と肘に力が入ることの2つの理由があります。
理由1、背中の筋力不足
バレエの姿勢を保とうとすると首に力が入ってしまう。これは背中の筋力不足から起こります。
バレエの姿勢ではお腹や首を上へ引き上げるような意識を持ちます。なのになぜ背中の筋力不足が原因かと思うかもしれません。
これは、「お腹&体幹を↑方向、背中を↓方向」へ意識することで初めて体幹と姿勢が安定します。この↑↓両方の筋力が必要です。
お腹の↑方向の意識は先生に注意されやすく気を配りますが、背中の↓意識は忘れられてしまいがちです。そして↑方向への意識をしすぎた結果、首や肩も一緒に上へ上がり、力が入ってしまうのです。人によっては腕に力が入る場合もあります。
首や肩に力が入らないようにするには、お腹を引き上げるだけではなく、背中の筋力不足を解消し、背中を↓方向へ下げる意識が必要なのです。
理由2、バーレッスンの時に肘に力が入っている
首・肩に力が入るもう1つの理由は、バーレッスンの時に肘に力が入っていることです。
肘に力が入った状態でバーを摑むと、力が入って欲しい体幹に力が入らず、体を引き上げて支える部位が首・肩になってしまうのです。
そこで、肘の力を抜き、首の力を使わないようにするために、バーを摑む位置を調整します。
目安の位置は
・自分の体より前で視界に入るところに手を置くこと。
・バーに近づきすぎない、肘が伸びきらない、肘を軽く曲げて、力が抜ける位置に手を置くこと。
この2つです。
まとめ
背中を↓方向に使う筋力アップ&バーをつかむ位置で首・肩の力は抜けていきます。
バレエで体を引き上げよう、良い姿勢を保とうとする時に首や肩など力が入って欲しくないところに力が入ってしまうのはその人それぞれの体の癖などありますが、一番大きい理由は筋力不足が挙げられます。
力が入りすぎている時ほど、必要なところの筋力がお休みしていて、逆にお休みしてほしいところの筋力が頑張っています。
必要な背中の筋力をアップさせることで、無駄な力を使わずにバーレッスンで姿勢を保つことができます。
2つの注意点を意識し、バレエの姿勢をマスターしましょう!
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