【体験談】健康妊婦の苦渋の決断！2度目の妊娠期、あえて踊らない選択をした理由

こんにちは。
中野区女性専門
トレーニング＆ストレッチサロンitomii
パーソナルトレーナーの伊藤みなみです。

現在、人生で2度目の妊娠期を過ごしています。前回の妊娠時は体調の許す限りバレエのレッスンに通っていました。しかし、今回はあえて踊らないという選択をしました。前回とは真逆の選択です。踊りたいけど迷っている、体は大丈夫なのだろうか、そんな迷いを感じている人がいるかもしれません。バレエを愛する妊婦さんに向けてこのブログを書きます。

あえて踊らない選択をした背景

あえて踊らないという選択をした背景には前回の出産のエピソードがあります。

前回の妊娠時は、体調が良く、楽しく踊って過ごしていました。ドクターにも運動を禁止されたことはありませんでした。しかし、34~35wあたりに切迫早産気味との診断を受け、自宅静養をしました。結果、予定より早く破水し、36wで元気な子を産みました。

「妊娠期は何が起こるかわからない」とよく耳にしていましたが、実際に自分の身にそれが起こると驚きと焦りを感じたのを覚えています。

今回、2度目の妊娠がわかった最初からドクターには「前回のこともあるから、第二子も早産になるかもしれない」という話をされました。早産にならないように過ごすには？と質問したところ、「お腹を張らせないように過ごす」「子宮を疲れさせないように過ごす」ことが大事とのことでした。これを考えると、バレエはできないとの決断に至りました。

バレエの動きは体幹トレーニングそのもの

もう少し噛み砕いて考えてみると、バレエの動きはまさに体幹トレーニングそのもので、お腹を常に使っているということです。

赤ちゃんのいる子宮は不随意筋と言って、自分で意志を持って動かせない筋肉です。心臓も肺も勝手に動いてくれるから私たちは生きていられます。

しかし、自分から動かせないといっても、体幹を起動させたり、お腹を使えば一緒になって子宮も自動で動きます。重いものを持つ、立ちっぱなしでいるなどお腹に自然と力が入る運動は子宮にも負担がかかるので、「妊婦はお腹に力を入れないように」と言われるのですね。

これを考えると、バレエはどんな動きの時も腹部を使ったり、体幹を起動させているので、子宮に負担がかかります。お腹も張ります。「腹筋をギュッと使ってる〜！」と明らかにお腹が痛いほど使っているのがわかる動きでなくとも、無意識に使っているものなのです。

まさにバレエは体幹トレーニングそのもの。お腹や体幹を使わずに踊ることなどできないのです。加えて、第二子ということもあり、第一子のお世話や抱っこが日常的にあるなので、「子宮は疲れるのが早いと思う」とドクターに言われました。このことから私は2度目の妊娠期ではあえて踊らないという選択をすることにしました。

妊婦と運動の関わりをもう一度考える機会に

今回の選択はあくまで私自身の選択です。臨月まで何事もなくバレエを踊る人もいます。全員が全て、妊娠中にバレエを踊ってはいけないわけではありません。実際に前回は楽しく踊れていましたし、踊っていたことが100％早産気味に繋がったとも言えません。

しかし、私の場合、このような背景を考え、お腹に負担をかけるのが心配になり、今回の選択に至りました。

妊娠期の運動は体と心の健康を保つためにとても有効なものです。体を動かすと、血流が良くなり、浮腫みが取れる。お腹が大きく不自由になったゆえの体のコリがほぐれるなど良いこともたくさんあります。しかし、自分自身やお腹の赤ちゃんに無理をさせているという気持ちがあったり、負担を感じているとそれは良くないことだと思います。

心の中では踊りたいと思っていても、この不安な気持ちを感じているとしたら、立ち止まることも必要です。自分にブレーキをかけるのが最良の選択だと感じます。

前回の妊娠期から真逆の選択になりました。この矛盾する気持ちや行動に至るのが妊娠期なのだと思います。しかし、大事にしている「自分に優しく・無理をしない」これが一番だと思います。

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