【第15回】「ピラティスとヨガどちらが私に合いますか？」に対する答え

こんにちは。
恵比寿女性専門トレーニング＆ストレッチサロンitomii
パーソナルトレーナーの伊藤みなみです。

ピラティスもヨガもどちらも本当に素晴らしいエクササイズメソッドなので、可能であれば是非どちらもやっていただきたい！と思っています。

ヨガはとても柔らかく体を使うイメージがあると思います。いろんなポーズをとりながら、体の関節や筋肉をストレッチしていく。ただ、難しい動きなればなるほど、強度が上がるほど、筋力を使わなければポーズは取れません。体幹も必要です。そういう意味では強度が上がると、筋トレ要素が強くなります。しかし、初めて行う方はヨガはストレッチというイメージをしていただければと思います。

四つん這いで猫が伸びるように体をそらせたり、片足でお祈りのようなポーズをしたり、体をただ伸ばすだけではなく、関節をしっかりと使いながらストレッチをするのですごく体の隅々まで伸びますよ！

一方ピラティスは、ヨガと比べると断然筋トレ要素が強いです。また、筋トレと言ってもいわゆるアウターマッスルをガンガン縮めるような動きではなく、体の内側の筋肉を起動させるインナーマッスルを使うものがメインです。

ものすごく筋肉を最初からぎゅーっと縮めるというものではなく、正しい姿勢をキープしたまま呼吸を行うようなエクササイズです。動きとしてはすごく静かです。そうすると、私たちは「姿勢を崩したい！」というふうに感じます。これこそが、まさにインナーマッスルを使うということなのです。インナーを使うことは、正しい姿勢をキープした状態で、背骨に近い体のうちの筋肉や骨盤底筋を起動させて動いていく、これがピラティスです。

体の見た目はムキムキになっていくというよりも、インナーを使っているので内側から締まっていく。例えば、ウエストが細くなっていく、ブラのアンダーがサイズダウンしていく、二の腕がしまっていく・・・そんなイメージです。

ここまでは体の動かし方や効果の違いを話しました。そして、ここからはあくまで私個人の考えなんですが、ピラティスはどの先生に習っても、ある程度同じ内容で同じピラティスメソッドを学ぶことができます。先生の雰囲気はそれぞれですが、メソッドの大枠は同じだからです。資格が異なっても、体の使い方は一緒なので、体づくりの方向性は同じです。

一方、ヨガは、体に重きを置くか、マインドに重きを置いているかによってレッスンの雰囲気が全く違います。実際に、「今までずっと受けていたヨガの先生が良かったんだけどちょっと通えなくなってしまって別の教室を探してるんだけどなかなかいい先生に出会えない」という話を聞いたことがあります。お話を聞いているうちに、いい先生に出会えないというよりも、体とマインドどちらをより重視しているかによってレッスンの雰囲気が異なるという話でした。同じヨガでも先生によって大事にしていることは違いますし、それによって私たちの捉え方が異なってきてしまうのがヨガだと私は思っています。

ヨガとピラティス、どちらも素晴らしいメソッドです！そして、ストレッチ、筋トレそれぞれの要素がありますが、強度が上がるほどどちらも必要です。ぜひトライしてみてくださいね！

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