バレエ 肋骨が開いてしまう理由・原因・対策まとめ
こんにちは!
ブログにお越しいただきありがとうございます。
恵比寿駅徒歩4分 女性専門 トレーニング&ストレッチサロンitomii
パーソナルトレーナーの伊藤みなみです。
先日、『「肋骨を開かないで」「肋骨閉じて」と注意をされたのですが、いまいちわからないんです。』という相談を受けました。
バレエを踊っている時に肋骨が開いてしまうと、お腹の意識が薄れ体幹をキープできず、結果うまく踊れません。
肋骨についてのご相談は今まで何度もありましたので、改めてまとめていきたいと思います。
1、肋骨が開いてしまう理由とは?
①反り腰、骨盤前傾姿勢タイプ
腰が反ってしまうので肋骨が開いてしまうタイプです。お腹を意識しているはずなのに・・・さっきまで肋骨が閉じているはずなのに・・・気がつくと肋骨が開いてしまっている。バレエをやっている方の中で一番多いのではないか?と思います。私もかつてはこのタイプでした。このタイプの方が肋骨を閉じるには、肋骨ではなく姿勢にフォーカスして考えることが必要なんです!
②肋骨を閉じる感覚がわからないタイプ
そもそも、肋骨って動かせるの?と思っている方も多いと思います。普段は肋骨が動いていることをさほど意識せずとも生活出来てしまいます。ピラティスやヨガでは肋骨を動かして呼吸することが求められるので、意識的にインストラクターにアドバイスされます。しかし、バレエではそこまで呼吸のことを細かく言われないので、肋骨が動くことを意識的に行わず、気がついていない方が多いのではないでしょうか?
③首、肩、背中が緊張してしまうタイプ
首、肩、背中の上半身がカチコチに緊張して固まってしまうタイプです。良い姿勢をしようとして、何かに集中した結果、頑張りすぎて固まってしまうんですね。一度力が入って緊張してしまうと、肋骨というパーツを部分的に動かすことは難しくなります。
おおよそ分けてこの3つのタイプに分けられるのではないでしょうか?
2、肋骨が開いてしまう原因とは?
①反り腰、骨盤前傾姿勢タイプ
このタイプの場合は肋骨が開いてしまう原因が姿勢にあります。姿勢によって、実は肋骨の位置や動きは変化するのです。バレエでアンデオールをしようとすると反り腰(骨盤前傾姿勢)になる。反り腰になることで、背骨と腰が反ってしまい、それに従って肋骨が外側や開いてしまうのです。
②肋骨を閉じる感覚がわからないタイプ
このタイプの方は呼吸が浅い場合がとても多いです。呼吸をすると、円柱のような肋骨が前後左右に動きます。しかし、自然と肋骨を動かして呼吸をすることが癖付いていない場合は、肋骨をほとんど動かさずに呼吸が出来てしまいます。まずは大きく深呼吸することから始めましょう。
③首、肩、背中が緊張してしまうタイプ
首、肩、背中の緊張を取るには何をすればいいか?それは緊張している、力が入っていることを自覚することから始めましょう!緊張している今の状態に何かをプラスするよりも、あえて引いてゼロベースに体を戻すことで見えてくるものがあります。体の癖を直す時はこの考え方が頭も体も混乱しません。
3つ、それぞれのタイプの原因をまとめました。最後に、対策をまとめます。
3、肋骨を閉じるための対策とは?
①正しい姿勢を身につける(反り腰を改善する)
このタイプの方は、肋骨だけを動かしてどうこうしようと思ってもなかなか改善できません。閉じたと思っても、気が抜けると肋骨が開いてしまいます。なので、肋骨ではなく、根本の姿勢にフォーカスし、反り腰の姿勢改善していきましょう。そうすることで自然と肋骨が閉じていきます。
正しい姿勢は「耳・肩・股関節・膝・くるぶし」が一直線上になる姿勢です。座っている時は「耳・肩・股関節」が一直線上です。バレエのレッスンだけではなく、普段の生活やトレーニングの最中から心がけていきましょう。
②肋骨を動かすことを意識して呼吸を行う
行いたいのは”肋骨を動かして行う深呼吸”です。肋骨を両手で抱えて抱っこするように触ったまま深呼吸です。手のひらに肋骨が動いている感触が伝わるように意識して行うことが重要です。最初は肩が上がってしまっても構いません。肋骨の動きに注目してください。呼吸に慣れてきたら、肩甲骨を下げ、首を長くし、バレエの姿勢の状態で行ってください。
③首・肩・背中の緊張を自覚する”肩上げエクササイズ”を行う
緊張を自覚するエクササイズ。それは、わざと肩を上に上げて緊張させ、そこから「ふ〜〜」と息を吐いて脱力することです。そうするといかに力が入っていたかがわかります。仕事中や、洗い物をしている時、バーレッスンの合間にやってみてください。力が抜けると体が軽くなり、だんだんと力み(りきみ)の自覚が出てきます。
4、まとめ
肋骨が開いてしまう理由・原因・対策をそれぞれまとめ、3つのタイプの方を例に挙げてご紹介しました。3つどれか当てはまる方、全てに当てはまる方、人によって違うと思います。私たちの体は様々な要因によって今の状態になっています。すぐに肋骨を閉じることができる方もいれば、何も気にしなくても最初から閉じている方もいます。もともと持って生まれた骨格や筋力も関係しています。しかし、最初からできないからと言って落ち込むことはありません!現状の体の知って、それに対する対策(エクササイズや生活の中での心がけ)を行っていくことで、体は必ず良い方向へ向かっていきます。この記事が肋骨が開いていることに悩んでいる方のヒントになることを願っています。
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